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「せきが止まらないだけです」——横になると、もっと苦しい。傷病名は「気管支喘息発作」でした
「泣いては、けろっとする」——痛がったり、機嫌が直ったり。傷病名は「腸重積症」でした
「熱が出ただけだと思っていました」——白目が、少し黄色い。傷病名は「急性胆管炎」でした
「ちょっとすりむいただけです」——傷は小さいのに、痛みだけが強い。傷病名は「壊死性筋膜炎」でした
「わき腹が、急に痛い」——じっとしていられない。傷病名は「尿管結石」でした
「かぜは治ったはずなんです」——熱が下がってから、動悸と息切れが始まった。傷病名は「急性心筋炎」でした
「息を吸うと、胸が痛い」——筋肉痛だと思っていた。傷病名は「自然気胸」でした
「のどが痛いだけです」——のどを見ても赤くない。傷病名は「急性喉頭蓋炎」でした
「頭が痛くて、吐いてしまって」——脳の検査では異常なし。傷病名は「急性緑内障発作」でした
「痛いのは、指だけです」——交通事故で運ばれた60代男性の、いちばん危なかった数字は血圧196/128でした
「酸素、つけなくて大丈夫なんですか」——心筋梗塞の疑いで運ばれる父に、救急車が酸素を使わなかった理由
毛布を三枚かけても「寒い」と震えていた80代の父——高熱の前に来る“ガタガタ”は、体温の話ではありません
停電した夜の頭痛と吐き気を、熱中症だと思わないでください——一酸化炭素は無色・無臭で、室内では10分で危険な濃度に届きます
「水分は摂らせています」——でも、その飲みものが甘いと、のどの渇きは止まりません。国が「ソフトドリンクケトーシス」と呼ぶ残暑の高血糖
「遠くで雷の音がしたら、すでに危険な状況です」——気象庁がそう書いています。木の下の雨宿りは、いちばん多い死に方の2番目です
「朝、起きられない」は怠けではありません——ただし“運動中に倒れた”だけは、まったく別の話として扱ってください
「もう少し待てば、帰ってくると思って」——認知症の家族が見当たらない日。国の統計が示す“最初の3日”と、亡くなって見つかった方の8割が居た距離
「薬をやめる」も「いつも通り飲む」も、具合の悪い日に決めないでください——国の資料が書いている、中断したときに起きること
「猫に咬まれた」ことを、家族にも言っておいてください——国のQ&Aが、傷の洗い方のすぐあとに書いている一行
ハチが顔のまわりを飛び続けていたら、それはもう「威嚇」です——刺されたあと、家族が見るのは腫れの大きさではありません
「呼びかけても、はっきりしない」——家族が残せるたったひとつの数字は、脈でした
「3時間も、何をやるんですか」——救命講習のゴールは“救うこと”ではありません。国が決めた到達目標は、たった一行です
「頭は痛くないんです」——高齢者の脳内出血は、頭痛が軽いか、まったくないことがあります
「またいつもの過呼吸なんです」——80代の繰り返す息苦しさを、その場で“過換気”と決めないために
「お腹が痛くて、出血もしています」——妊娠中の腹痛は、陣痛と“痛みが続くかどうか”で分かれます
「お腹は痛くない」と母は言った——真っ黒い便は、国が「ためらわず救急車を」と書いているサインです
「転んだけど、歩けています」——90代女性の足の付け根の痛み。学会が書く“急に立てなくなる”のは、その数日後でした
目の前でけいれんが始まったら——「口に物を入れない」「押さえつけない」は、国の指針にそう書いてあります
救急車は来たのに、なかなか出発しない——あの「動かない12分間」に、何が起きているのか
「一度もむせていないんです」——それでも誤嚥性肺炎でした。熱も咳も出ない肺炎の見つけ方
命の統計——消防庁の最新データで見る「家庭で起きる救急事案」TOP5
60代男性、居間で「数秒だけ」失神した——目を覚ましたご本人が「大丈夫」と言った理由、それでも救急隊が搬送を強く勧めた理由
救急車を呼ぶ判断、実は「呼ばない理由」のほうが多い——現場感覚で語る“呼び時”
救急救命士の1日——現場で見てきた「家庭で防げた事故」3選
AEDは、必要な場所にあるのに使われていない——市民が電気ショックを行ったのは「5%あまり」という現実
かかりつけ医と救急外来、どっちに行く?——分岐点は「意識・呼吸・痛みの強さ」の3点
119番通報、電話に出た瞬間に聞かれる7つのこと——現役救急救命士が教える「伝え方の型」
お盆の食卓で、のどを詰まらせたら——ひとりのときは、119番より先にやることがあります
水の事故で亡くなる人のうち、子どもは1割もいない——統計が壊す、夏の水難の3つの思い込み
台風は「来るとわかっている災害」——持病のある家族がいる家が、上陸の3日前からやっておくこと
自宅の玄関先で動けなくなっていた——体温39.6℃は「まだ軽い」ではありません
施設から「お母さまの酸素の値が下がっています」と電話がきたら——90代女性の急変で、家族に何ができたか
同じ持病、同じ真夏の午後——ひとりは36.8℃、ひとりは39.6℃だった
震災7日間シリーズ 目次——発災から1週間、日ごとに何が起きるか(救命士の現場ノート)
脳卒中の記事まとめ——「時間の病気」を家族が見抜くために(救命士の現場ノート)
熱中症の記事まとめ——家族が読む順番に並べました(救命士の現場ノート)
「1週間、食べられていない」——熱はなかった。けれど酸素は88%だった
車から降りるときに転んで、頭を打った——「意識はある」のに高次病院へ運ばれた80代男性
「手足に力が入らない」——買い物中に倒れた70代男性、体温は36.6℃だった
1か月前に背骨を折った父が、動けなくなっていた——高齢の親の圧迫骨折を「様子見」にしない
「起きたら右手に力が入らない」——脳梗塞の4.5時間は、目が覚めた時刻からは数えない
#7119(救急安心センター)の使い方——「119を呼ぶか迷ったら」の判断ライン
熱中症かもしれない——救急車が来るまでに家族ができる応急手当5ステップ
救急車を呼んだのに搬送されなかった——「不搬送」が起きる理由と、そのとき家族がすべきこと
夏でも起こる高齢者の入浴事故——離れて暮らす親を見守る3つの工夫
コロナ罹患中の腹部症状を軽視しない——絞扼性イレウスと血栓リスク
その呼吸、本当に呼吸ですか?——『死戦期呼吸』を『息をしてる』と誤認しない見分け方
「今まで経験したことのない頭痛」がきたら——くも膜下出血を家族が見逃さないために
高齢の親の運転、いつやめる?——軽い事故+尿失禁が示す『脳のSOS』を家族が見抜く
【震災Day7・最終回】1週間経った頃の心のケアとPTSD初動——家族と自分を守る5つの兆候と対処
盆休みの帰省で高齢の親に確認したい救急5チェック——『いつもの様子』を医療のサインに翻訳する
【震災Day6】高齢者と子どもの災害医療——普段の薬・持病を守る備え
熱中症で見逃されやすい「大人の男性」——『まだ元気』が一番あぶない現場所見
【震災Day5】避難所・車中泊で警戒すべき感染症3つ——ノロ・破傷風・レジオネラの現場と予防
夏休みの子ども救急 5つの場面——プール・自転車・熱中症・誤飲・虫刺され、救命士が伝える119の判断ライン
【震災Day4】車中泊で最も怖い「エコノミークラス症候群」——狭い座席と水分我慢が命を奪う前に
夜の道路で立てなくなった認知症の高齢男性——「事故処理中の様子見」が実は熱中症だった話
【震災Day3】避難所・車中泊の熱中症と脱水——真夏の被災地で救命士が見る失敗パターン
119番、迷ったら押していい5つの症状——救命士が伝える「呼ぶべきタイミング」
「起き上がると少し楽になる」——70代後半・慢性心不全の夫が深夜に苦しんだ夜
【震災Day2】停電で「命の医療機器」を止めないために——在宅酸素・人工呼吸器・インスリン・透析、救命士が伝える停電下の対処
【震災Day1】家族の安否確認と、「連絡がつかない」時の初動——171・web171・SNS、救命士が現場で感じる「連絡できない現実」
「起きてこないな」と思いながら声をかけたら、返事がなかった——70代・糖尿病の夫が低血糖で意識を失った朝
「いつもと違う」が命を救った——脳出血後遺症の高齢者、家族の異変察知から院内救急対応まで
【震度7】救命士が伝える「扉は開ける、火事のときだけ閉める・スリッパ・熱中症」——地震のあと家族を守る初動と応急手当、災害関連死を防ぐ72時間
電話の途中で、言葉が消えた——独居の80代女性が台所で立てなくなった朝、気づいたのは「友人の耳」だった
みぞおちの激痛で運ばれた病院から、また救急車に乗った——急性膵炎と「転院搬送」という、知られていない現実
「病院はいい」と言い続けた50代の弟——精神疾患のある家族の肺炎は、なぜ気づかれないまま重くなるのか
胸の苦しさを1週間放置していた——心房細動から脳塞栓へ、義家族の「いつもと違う」が命を分けた朝
BBQの翌日、お腹が痛い——「食あたり」で片づけてはいけない腹痛の見分け方
「日焼けくらい」と思っていた——花火とBBQの季節に増えるやけど。正しい冷やし方と、病院へ行くべきサイン
「ゴミを出しに行っただけなのに」——夏の朝、70代男性が路上で倒れた。起床直後の脱水という落とし穴
「なんか変」——夏の深夜、娘の電話一本が90代の母を救った熱中症の話
「胸じゃなくて、肩と顎が痛い」——救命士が現場で見た、急性心筋梗塞を見逃しやすい理由
「玄関で倒れる寸前だった」——独居70代男性、朝の熱中症。前夜の水分がカギだった
「昨日から少し変だった」を今日まで持ち越さない——救命士が伝えたい脳梗塞のゴールデンタイム
「暑くない」と言う高齢の親が危ない——救命士が伝えたい夏の熱中症サイン5つ
「腰が痛い」だけだと思っていた——救命士が伝えたい大動脈破裂の危険サイン
「子どもの誤飲・誤嚥——家庭でできる予防5選と、もしものときの応急対応」
「家庭の常備薬とお薬手帳——救急のとき役立てる整理術」
「街中でAEDを見つける3つの場所と、実際に使うときの5ステップ|現役救命士が教える家族の備え」
「救急車を呼ぶべき7つのサインと、迷ったときの判断軸|現役救命士が教える119の使い方」
夜7時の介護施設で心臓が止まった——4人の職員の手が、命をつないだ
昨日から変だったのに——80代女性の右半身脱力が教えてくれた、脳卒中の見つけ方
夜、薬を飲んだら発疹が出た——子どもの薬アレルギー、119番を呼ぶ5つのサイン
畑で転倒した90代男性——頭を打った高齢者に潜む見えないリスク
70代・二人暮らし。前夜のお酒が招いた朝の熱中症|救命士が現場で見たもの
救急のリアル、はじめます|現役救命士が家族に伝えたいこと







